日本のLCC(格安航空会社)ZIPAIRが、2024年3月に成田からバンクーバーへの直行便を開設する計画を明らかにしました。ZIPAIRは、日本航空(JAL)の完全出資による中長距離国際線LCCであり、カナダへの就航は日本のLCCによる初の試みです。
新しい航空路線は初めは週3往復でスタートし、需要に応じて週7往復(1日1便)のデイリー便に拡大する予定です。運航スケジュールは調整中で、成田とバンクーバーの両方で乗り継ぎ需要に合わせた時刻で提供される予定です。ZIPAIRの西田真吾社長は、「成田を夕方に出発し、バンクーバーに朝到着するように運航したいと考えています」と述べました。
この新しい航空路線では、ボーイング787-8型機を使用し、全体で290席を提供します。座席は2つのクラスに分かれ、フルフラット座席が18席、スタンダードクラスが272席となります。
バンクーバーはアジアとカナダのゲートウェイであり、カナダやアメリカ各地への乗り継ぎが容易です。ZIPAIRは最初に週3便からの運航を開始し、将来的にはデイリー便に拡大する計画です。航空券の販売は12月に始まり、運航は早ければ3月上旬を目指しています。
この新たな航空路線により、バンクーバーへのアクセスが容易になり、価格帯も既存路線と比較しても競争力を持つことが期待されます。現在のフルサービス航空会社(JAL、ANA、エアカナダ)のバンクーバー便が通常20万円台後半であることを考えると、ZIPAIRはより手頃な価格で提供されるでしょう。
ZIPAIRは現在7機のボーイング787-8型機を保有しており、2024年1月に8号機が就航予定です。バンクーバーへの航空路線がスタートする前に、8機の機材を整備する計画です。
ZIPAIRのバンクーバーへの就航により、カナダへのアクセスが便利になり、留学生や日本人在住者にとっては大きな利点となるでしょう。新しい航空路線を利用して、カナダでの素晴らしい体験を大いに楽しんでください!