バンクーバーには桜の木がたくさん
4月に入った途端、吹く風はまだまだ冷たいのに梅や桜が一斉に花開き、そしてあっという間に葉桜になってしまいました。
バンクーバーでは毎年Vancouver Cherry Blossom Festivalと呼ばれる桜祭りが開催されます。2020・2021年はパンデミックでイベント開催とはならなかったようですが、2022年は4月1日から23日の期間、複数の場所で様々なイベントが催されます。所謂お花見といった感じのピクニックからフード・トラックが出たりパフォーマンスが行われたりと各地でそれぞれ楽しめるようになっています。
Vancouver Cherry Blossom Festival公式サイト
このサイトには桜の木のマップがありますので、自宅近くでササッとお花見をするにも良し、友人と一緒に公園やイベントに出かけるにも良しと、役に立ちます。
ただ、桜の花が風や雨に弱いのはどこも同じで、満開に合わせて時間を作るのはなかなかに至難の業ではあります。
日本で桜の名所の近くに住んでいた私は、子供の頃からお花見は気が向いた時におにぎりを握って近所へパッと出掛けるカジュアルな行事だったので、今年も家の近くの桜を「ああ、咲いたなぁ」と愛でて終わりました。
桜以外にも多くの花が
満開の桜の時期は本当に短いですが、葉桜になったらなったで瑞々しい若芽にこれから本格的な春になる息吹を感じて心躍りますね。
そして葉桜の出現と時期を合わせるかのように、桜が満開の頃に見かけたネコヤナギのような蕾が花を開き始めます。マグノリアという花だそうです。昨年の今頃、初めて見て驚き、カナダ在住の方達に教えてもらいました。大きな木に大ぶりの花が咲きます。新生児の頭ほどもある大きな花です。ネットの写真を見る限り、私がバンクーバーで見かけるものはほぼハクモクレンのようです。色は白や薄いピンクが多いです。上を向いて花を開くのが特徴のようです。
そして道端や公園にはタンポポも咲き始めました。陽当たりの良い場所だとかなり大ぶりの花が多いです。私がバスでいつも通る公園は一面の芝生が青々と育ち始めると、次には一面のタンポポで覆われて黄色い公園になります。自然の色は本当に美しいです。
バンクーバーのダウンタウンは花より音楽
春になり晴れ間が出るようになると、バンクーバー市民の皆さんがこぞって陽に当たりに出て来ます。
私の通学路にあるRobson Squareは、少しでも晴れ間の出た日には沢山のテーブルとベンチが設置され、フード・トラックのホットドッグや近所のカフェのコーヒーを手に歓談する人で溢れます。皆さん、バンクーバーの気温に慣れているからか、私などはまだまだ風が冷たいと思うような日でも、寒さなんか全く気にならないよという風情で思い思いに陽の光を楽しんでいます。
陽の光が出て、人が出て来たところに、ストリート・ミュージシャン達も出て来ます。Robson Squareに一人、Robson StreetとGranville Roadの角に一人、次のブロックの角にも一人、駅構内に一人・・・と、ダウンタウンに音楽が溢れ始めます。離れた所に一人ずつ立っているのは、お互いの音が邪魔にならないように気を付けているのでしょうか。
アコースティック・ギターを抱えた少年、エレキ・ギターにアンプを繋いだロッカー、アンプに繋いだマイクで一人で歌う男性、愛犬を連れてバイオリンを弾くおじいさま、老若男女が街のあちこちに立って演奏します。
昨年の今頃はオンライン授業を受けていたので、春のダウンタウンがこんなにも音楽に溢れた場所になるとは知りませんでした。春になってカレッジ帰りに毎日いろいろな音楽を聴きながらダウンタウンを歩いています。素通りして帰宅してしまうのがもったいないので、もう少し風の冷たさが緩んだら、私もコーヒー片手に立ち止まり、ダウンタウンに溢れる音楽を楽しみたいと思っています。
バンクーバーに春を告げるのは桜だけではないのですね。アートや音楽に溢れる街、ステキだと思いませんか。
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