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カナダの祝日、リメンバランスデーとは?

Published : 2023年11月18日
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バンクーバー近郊の市、ニューウエストミンスター市。バンクーバーのダウンタウンからスカイトレインで30分ほどのこの街はリタイア(定年退職後)に移り住む方も多く、のんびりゆったりとした時間が流れています。

 

ニューウエストミンスター駅のそばにはフレーザーリバーが流れていて、遊歩道が完備されており川沿いを散歩できますし、リバーマーケットやおしゃれなレストランもたくさんあります。

 

先週の11日(土)にニューウエストミンスター駅で降りたところ、駅前広場のモニュメントの前に人だかりが・・・とても気になっていたので、調べてみると、『リメンバランスデー』に深い関係があるものだということがわかりました。

 

カナダの祝日リメンバランスデーとは?

毎年11月11日は、リメンバランスデーというカナダの祝日(カナダでは州により祝日が異なるため、オンタリオ州やケベック州などでは、法定休日ではありません)で、以前はArmistice Dayとも呼ばれていました。

 

1918年の11月11日は、第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日。

この祝日は、第一次世界大戦以降の戦争で亡くなった軍人、退役軍人らを追悼・慰労する日であり、日本語では、「戦没者追悼記念日」や「休戦記念日」と訳されているようです。

カナダは、第一次&第二次世界大戦の合計で約10万人の兵士、つまりカナダ国民を亡くしました。

 

第一次大戦の停戦協定に署名がされたのが11月11日の午前5時、そして休戦協定がその6時間後の午前11時に発効されたことを受け、11月11日の11時には、約2分間の黙祷が行われます。

 

カナダの祝日リメンバランスデーのシンボルは?

リメンバランスデーのシンボル:ポピーの花

リメンバランスデーのシンボルは赤いポピーです。

1915年、第一次世界大戦で戦ったカナダ人軍人のJohn McCraeの詩、”In Flanders Fields”が由来となっていて、この詩の一部に謳われている通り、ヨーロッパの激戦区となったフランダース地方には、戦闘が終わった後、戦場を埋め尽くすように赤いポピーが咲いたのだそうです。

 

カナダの祝日リメンバランスデーには募金が行われる

カナダではリメンバランスデーに多くの人がバッジを付けている

この日は、ポピーの花の形をした可愛らしいピンバッジをつけている人が多く歩いています。2020年にはポピーキャンペーンによって 1,150万個のバッジが配布されるなど、リメンバランスデーは国を上げて追悼の意を表す日なのです。

 

日本でも募金といえば、ショッピングモールや街頭で募金箱を持っている人が立っていたり、コンビニなどで募金箱を見かけたりしますが、カナダでも同じで気軽に募金ができます。

 

この募金は、主に退役軍人とその家族の経済面の援助に当てられています。

また、国民に還元されるように病院の医療機器購入や大学の研究等の資金として使われます。

つまり、リメンバランスデーの募金とは、国民のための国民による募金活動なんです。



カナダ・ニューウエストミンスターにあるモニュメントの真実

実は冒頭に書いた、バンクーバー近郊のニューウエストミンスター駅前広場にあるこのモニュメントは、「Wait For Me, Daddy」という名前がついています。

小さな少年が母親の手を振り切って、戦争に行ってしまう父親に駆け寄る写真があるのですが、その写真がそのままモニュメントになっているのです。

この父親はその後どうなったのでしょう?

実は、この父親は1945年に無事にカナダに帰還して家族と再会する事が出来ました。今ではその小さかった少年(当時5歳)のホワイティさんがおじいちゃんになり、2014年にこのモニュメントが完成した時に孫達と一緒に撮った写真が話題になりました。 

 

カナダだけじゃない世界のリメンバランスデー

実はこのリメンバランスデーはカナダだけではなく、他の国でも祝日として制定されています。

最初にリメンバランスデーを制定したのはイギリスで、1918年11月11日の第一次世界大戦終結を記念して、イギリス国王ジョージ5世によって制定されました。この日にはイギリスとともに連合国として第一次世界大戦に参戦し勝利したフランスや、敗戦国のドイツでも同様の式典が行われています。

 

また、アメリカでは休戦記念日としてではなく、「戦時あるいは平時に兵役に服した存命中の退役軍人」を称えるベテランズ・デー(退役軍人の日、または復員軍人の日とも言われます)として祝日となっています。

イギリス連邦諸国であったオーストラリアでは同じくリメンバランスデーと呼ばれ、ポーランドではインディペンデンスデー、フランスではアーミスティスデーと呼ばれています。



同じ意味を持つ日でも、国によってこんなに呼び方が異なるんですね。

でも平和を望む人々の気持ちは世界中どこにいても繋がっているのだと思います。




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