Co-op留学とは
このブログでも何度か書きましたが、私は現在Graphic and Visual Design + Co-op Courseを履修中です。カナダ留学を考え始めるまではCo-opという留学の形があることさえ知りませんでしたが、FSSに相談したことで私に合った形の選択肢をアドバイスしてもらえました。
Co-opというのは平たく言うと職業体験が附随するコースです。ほとんどの場合が有給での就業となります。座学で学んだことを実際に就職した形で応用してスキルを更に磨くことも出来、その上に職業経験というキャリアを積むことができるのが大きなポイントです。実際の企業や団体で働くことで業界とのコネクションが得られたり、Co-op期間が終了してそのまま企業や団体に雇用してもらえることもあるという、カナダで就職を目指すにはなかなかに有利なコースだと思います。
職業体験が附随するコースはCo-op、Internship、Practicumといくつか種類があります。カナダ留学情報誌CISMの記事『コープ、インターン、プラクティカムの違い』が分かりやすいのでご参照ください。
Graphic and Visual Design + Co-op Courseの授業内容
デザイン系のコースは多かれど、私のカレッジのようにコース名にGraphicだけでなくVisual Designも謳っているコースはあまり見かけません。それぞれのカレッジのコースの詳細な内容を比較してみないと内容の多寡について確実なことは言えませんが、私のカレッジは少なくとも貪欲に幅広く学べる設定になっていると思います。
グラフィック・デザインを学んでみたいと思っている方の参考になるよう、私の履修コースの内容を少しご紹介しておきます。
・PHOTOSHOP / ILLUSTRATOR / INDESIGN / PREMIERE PRO / AFTER EFFECTS といったAdobeのソフトウェアの使い方を基礎から上級まで学ぶ
・Web Design / Package Design / Advertising Design / Publication Design / UI UX Design を実際に作成してみる
・Typography を知り応用してみる
・実際の就職活動に使えるPortfolio を作成する
大雑把に挙げてみましたが、なかなかの充実度ではないでしょうか。中でもタイポグラフィは今後の伸び代を感じました。授業で習うのは英語のみですが、我々日本人は漢字、平仮名、片仮名と多くの文字を使いこなします。これらをデザインに使えるというのは将来仕事を得る上での強みになると思います。
クラスメイトと協力し合って
私の履修コースは学問というよりはスキルを身に着けていくものなので、中間テスト(Midterm Exam)や期末テスト(Final Exam)がありません。その代わり、毎日あるいは毎週の課題(Assignment)の提出とその成果が重要視されます。
基本的には居残りしてでも期日までに仕上げて提出することが必要なはずなのですが、「先生、期日までに仕上がらないのであと一日ください」などとお願いするとすんなりOKが出ることが多いです。そのあたりは緩いというか出来る限り良いものを作りたいという完璧主義的アグレッシブさを尊重してくれるというか、学生側からするとストレスが少なく済みます。
そして私達の先生はクラスメイト同士での助け合い、つまり教え合いを推奨しています。課題のグラフィックを作成する際に、どのツールをどう使えば良いかわからない人にわかっている人が教えてあげる、一緒になって問題を解決していく、という場面が出てくると「どんどんそうやって協力し合いなさい」と見守ってくれます。クラスメイトも皆親切で「教えて」と声を挙げればすぐに助けてくれます。教え教えられることに躊躇や恥ずかしさは全くありません。
先生は「同じツールで同じものを作成するにしても、方法や使い方やは一つではなく、様々なアプローチの仕方があります。教え合うことで、自分の知っている方法より効率の良い方法を知ることができたり、新しいアイデアを得ることができます。作業中に席を立って誰かの所へ行って教えてもらうのは大歓迎だからどんどん席を立ってください。」と言います。これは小規模クラスならではの長所だと思います。
授業が進むにつれて、様々なアプローチの方法があることを私自身も体感しています。私はAdobeのソフトウェアを使ったことが無かったので、コースが始まった当初は一人もたついたりしていましたが、慣れてくるに従い自分で考えて応用できるようになってきました。また、先生が私のレベルを見ながら適宜アドバイスやヒントをくれるので「なるほど、その手があったか」とすんなり解決したり、一番のド素人だった私がクラスメイトに教えてあげられることさえ出来るようになってきました。
留学から就職へ
このコースがCo-opコースであることから先生方からは現地就職に向けての様々な情報やアドバイスをもらうことができます。
例えば、毎日授業開始までに必ず席に付いているのはクラスで私一人。先生が他のクラスメイトに釘を刺しました。「社会に出たら遅刻は厳禁だ。クライアントとのアポイントに遅れてごらん。その場で仕事はキャンセルになるぞ。だから約束の10分前には現地に付いているぐらいの心構えでいなければならないよ。」と。クラスメイトは私以外の全員が正規の会社勤めなどまだしたことのない若者ばかりです。日本人ですし社会人経験もある私は、遅刻しないことの大切さを知っていますので絶対に遅刻はしません。ただ一度、以前のブログ『バンクーバー留学で初遅刻』でご紹介した電車が止まった時だけが例外です。
ある時、「求人サイトでこんなものを見つけたよ。かなり敷居が低いから応募の練習と思って応募してみたらどうかな。」と出してきてくれたのが「Graphic Designを現在学んでいる学生または卒業したばかりの人で、ほぼプロフェッショナルなスキルの持ち主」というものでした。
学生ということはまだ学習中なのに、ほぼプロフェッショナルなスキルの持ち主?いやいや、無理でしょう。「学生(の時給で働いてくれる)ほぼプロフェッショナルな人材」が欲しいということだろうね、それは無いよね、ということでこの求人に応募するクラスメイトはいませんでした。
これ以外にもバンクーバーのグラフィック系の会社の具体的な情報や、どのように求人を探せば良いかなども教えてもらえます。
そんな時に何度も口にして強調してくれるのが「将来グラフィック・デザイナーとなった時に常に心に留めておかなければならない要素はTime / Quality / Moneyだ。」という金言です。
「ベストのものを提出したいから納期を延ばして欲しいという気持ちはよくわかる。けれども実際にグラフィック・デザイナーとなってクライアントと仕事をする際には納期というものがある。そしてそれは必ず守らなければならない。納期が守れなければ、その仕事はその時点で吹き飛ぶと思っておきなさい。だから仕事を引き受けたら、まず納期までにどれだけの時間があるのかを考えなさい。その時間内でできる限りのクオリティのものを作成しなければならないのはわかっていると思う。では出来る限り最高のクオリティのものを与えられた時間内で作成するには、どんなアプローチが良いのかも計算しなければならない。両方においてTimeというのは大きな要素になる。そして、Moneyも大切だ。タダ働きをしないことは当然ながら、作業の内容と時間に見合った報酬を受けることも必要だ。報酬が良いように見えても作業時間や拘束時間が長ければ単価が下がって結局は効率の良い仕事ではなくなってしまう。プロフェッショナルとして生活していくのであれば、そういった計算も必ずするように。」
どうですか?この金言はグラフィック・デザイナーだけでなく、他業種にも当てはまることだと思います。皆さんも是非心に留め置いてください。このように、スキルを学ぶだけでなく、就職をする為の知識やプロフェッショナルとして生きる為の指針も教えてもらえるCo-op留学、これから留学をと考えている方はご一考されてはいかがでしょう。
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