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カナダ進学体験談;休学留学からスイスで働く事になったわけ

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カナダ進学体験談;休学留学からスイスで働く事になったわけ

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Published : 2023年09月29日

留学を経験すると、一度は考える海外での就職。今回は大学を1年間休学して、語学留学したはずが、数年後にはスイスのホテルに就職する事になった方にお話を聞きました。彼に出会ったのは彼が19歳の時、今は25歳でホテルマンとして活躍しています。

 

さて、彼が選んだカナダでの留学、そして海外就職に繋がったポイントはなんだったのでしょう?



カナダ休学留学を選んだわけ

日本では、愛知県の大学に通っていました。父が経営者だったこともあり、大学では経営学を専攻。漠然と「将来は会社を継ぐのかな?」くらいに思っていました。でも、大学の勉強は実践的ではなくつまらないと感じていたことと、将来会社を継ぐにしても英語力はあった方が良いという事で、1年生が終わった段階で2年生を休学して留学する事にしました。

カナダを選んだのは、アメリカより安くて安全で、学校もレベル分けが細かく、選択科目が多いと聞いたからです。

 

カナダ休学留学中の学習内容

学校は10段階に細かくレベルわけされていて、4レベルから入りました。自分は最初から会話中心に授業を構成しました。1年でペラペラになるのは難しいかもしれませんが、とにかくビジネスで通用するくらい話せるようになりたかったからです。

最初の頃は中学レベルの文法を使って会話をしたり、プレゼンやディスカッションをしたりしました。

 

最初の3ヶ月くらいは順調にレベルが上がりました。レベルが上がっていくと選択科目の数も増えるのですが、日本では学べないことをやりたかったので、ビジネスの選択科目にあった、Hospitality を受講しました。

このコースでは、通常の会話の他、電話での会話やお客様に対する丁寧な言葉遣いも学ぶことができるからです。

 

カナダ休学留学中の気持ちの変化

このコースには、実際に日本のホテルに勤めていた方もいて、「海外のホテルでも働くことができるように英語を話せるようになりたい。半年は語学学校で学んで、残りの半年はカナダのホテルで働く(ワーキングホリデー)。」と話していたのを聞いて、海外で働くという事に興味を持ちました。

自分の留学方法(語学留学)ではアルバイトが出来ないので、途中でワーキングホリデービザに変更しようかとも思いましたが、父に相談した際に、「何でもチャレンジしていいから、中途半端になるな。職歴もないやつがホテルで働けるのか。ワーホリでできる仕事は何かを調べなさい。」と言われました。

色んな人に話を聞いた結果、ワーホリでの仕事は英語力が低いと日本食レストラン、英語力が中途半端だとスーパーのレジやカフェのベーカリー部門という声が多く、自分が思い描いていた仕事で英語を使ってさらに英語力を伸ばしていくというのは現実的でないと感じました。

 

カナダ留学を延長してカレッジに進学

留学して6ヶ月ほど経ったころ、どうしてもカナダに残りたいという気持ちが強くなりました。日本の大学に戻っても、やりたい事を学んでいる気持ちにならないだろうと思ったからです。再度父に相談して、やりたいことをはっきりさせることができるなら、専門学校や大学に進学しても良いという事になりました。

そこからは毎日Facebookを使ってカナダやアメリカで働いている日本人にコンタクトを取り、カナダや海外で働いている理由やどんな方法があるのかを聞き回りました。また、カレッジや大学にどんな学部があってどんなことが学べるのかも調べました。

最終的に、Hotel Managemetがある公立カレッジに進学して2年間学ぶ事にしました。この学部を選んだ理由は、元々、経営(Managemet)に興味があり日本の大学でも学んでいた事と海外で働くならホテル業はその可能性があること、また、アルバイト歴を振り返った時に、接客業しかしてこなかったけれど接客業が好きだと思った事です。この学部では、2年間の課程を修了したら、1年間のCo-op+最長3年間のPGWP(Post Graduate Work Permit)取得のチャンスがあり、4年間カナダで働ける(可能性がある)という事も魅力的だと感じました。

 

※カレッジ進学前に語学学校に48週間→カレッジの語学コース16週間→カレッジ進学という過程を進んでいます。



カナダ留学から就職そしてスイスのホテルへ

カレッジの授業はとても実践的で、接客だけでなく予約端末の使い方や人材採用や人員配置、革新的なサービスの提供と予算構成なども学びました。アルバイトは学校近くのホテルレストランで行い、Co-opはホテルの管理部の他、お客様に接する予約係の仕事をしました。通常Co-opでは、レストラン勤務が多いそうですが、今までの経歴を認めてもらえたのだと思いました。でも同時に、海外は本当に実力主義なんだなと感じるくらい社会人としての厳しさも学びました。

 

夏休みは帰国して、日本のホテルでインターンシップをさせてもらいました。やはりホスピタリティ精神は日本が一番だと思ったからです。正直日本はクオリティが違うというか、小さい頃から自然に身についているものが違うと思っています。

※日本のアルバイトは、3月ごろから事前にホテルにコンタクトを取り状況を伝えて採用してもらっています。

 

Co-opが終わるころ、PGWP申請をする事になり、同じホテルから就職のオファーをもらいましたが、もう少し上のランクのホテルにチャレンジしたくて、トロントにあるスイス本社のホテルを受けました。面接では、日本でのインターンシップについて聞かれたので、日本人としての細やかさやおもてなしの心をカナダでも広げていきたいという話をして採用となりました。

※アルバイト先から推薦状をもらってのチャレンジでした。

 

PGWPは最長3年間あり、その間に永住権を申請することができましたが、就職して1年が経ったころ、同じグループホテルのスイス本社にいきたいという気持ちが強くなりました。支配人に相談したところ、本社に連絡してくれ、就労ビザを取れるなら来ても良いという事になり、就労ビザを申請しスイスに移住する事にしました。



現在は、スイスの本社直下のホテルで働いています。コロナ禍で一度は解雇を覚悟しましたし、日本に帰国し同系列のホテルで働くことも考えましたが、ギリギリ繋がった感じです。

コロナ禍以降、本当はフロントやポーターなどのお客様と接する仕事が好きなのですが、様々な部署を経験したら、遅くとも2年後には管理部に配属され、人材教育に携わることになっています。今後はしばらくスイスで働く予定ですが、管理部にいると世界中の系列のホテルへの配属転換もあるので、移動するのも面白そうだなと思っています。

 

カナダ留学を目指したい人へひとこと

カナダに来た時に、日本人って本当に話さないんだな、行動するのが遅いんだなと感じました。自分ができていたわけではなくて、何で他の国の学生はこんなに間違った英語でも自信満々に話すし、やろうぜってなったら即実行するんだろうと思ったんです。

でも自分がカナダで何がやりたいんだろう、就職どうしようと考えたとき、とにかく行動しないといけないと、知らない人にどんどんコンタクト取ったり、リサーチしたりできたのは、彼らとの出会いがあったからだと思います。

これは多分、日本の大学にいたら出来なかっただろうなと思います。

 

カナダでは人生を変える出会いが必ず待っています。ぜひカナダ留学にチャレンジしてみてください。

 

通学した学校

ILSC

バンクーバー、トロント、モントリオールに展開しているカナダ最大級の語学学校。

レベル分けが10段階と細やかで、生徒数が多いことを活かし選択科目が豊富。より実践的な英語を身につけるための授業が開講されており、長期留学でも飽きずにレベルアップを目指す事ができる。アクティビティも豊富で、毎日の開催を基本としている。

 

George Brown College

学生数25000名以上(留学生3500名以上)を誇る大規模カレッジ。全てのキャンパスが中心部に位置しているので通学に便利。ビジネス、デザイン、コミュニティサービスなどに関わる35種のディプロマプログラム。 日本でいう大学卒業に値するディグリープログラムも6種開講している。

就職率が高く、多くのプログラムに現場実習(Co-op)が含まれるのが特徴。留学生担当の部署もあり、気軽に相談に乗ってくれる。

 

※カレッジの開講プログラムについては変更になる事がありますので、カレッジサイトをご覧ください。





その他にも知りたいこと、分からないことがあれば、お気軽にご質問くださいね。

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