毎年秋になると、カナダの中学や高校進学のご相談が増えます。ご相談で多いのが、夏休みまでは日本の中学や高校に行こうと思っていて塾の夏期講習に行ったけれど、カナダの中学や高校に行ってみたいと思った。もしくは、ずっとカナダや海外進学を希望していたけれど、親御さんに言えずに秋になってしまって、留学したいと言われた親御さんが慌ててご相談にいらっしゃるというもの。(ご相談はLINEやZoomでご案内しております)
今日は、留学のプラン決めより実は大切な、親子の約束についてお伝えします。
カナダ留学 スマホやパソコンは必要?
Q:留学中に子供がスマホゲームやYouTubeにハマりそうで心配です。
A:使う時間や用途、使いすぎた時にどのようなことが起きるか話しましょう。
こんなこと、日本でも約束しています!!とおっしゃるご家族がほとんどなのですが、生まれた時からスマホやパソコンがある環境で育っていますし、授業の調べ物があるので、スマホもパソコンも必須です。でも、ゲームのやりすぎはホストファミリーや学校の友達とのコミュニケーションの時間がなくなります。また、カナダは日本よりも勉強は緩やかですが、復習しなければついていくのは難しいです。誰のため?なんのための留学かを一緒に考え、自分で時間を決めること、やりたくない事を片付けてからゲームをするなど親子で約束をしましょう。大切なのは守るか守らないかではなく、お子さんを信じていると伝える事です。
カナダ留学で必要な日用品は?
Q:日本にあってカナダで買えないものはありますか?
A:基本的に日本で手に入るものは、買えますので安心してください。
ただ、お子さんの年齢が低ければ低いほど、日常的に何が必要かを意識していない事が多いです。例えば、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、コンディショナー、生理用品などは親御さんが買ってくる場合が多いですし、歯ブラシの替え時をお子さんは把握していますか?シャンプーなどはなくなれば買うでしょうが、このような細かい部分は気づきにくい者なので、今一度家の中を見渡し、日本の日常生活の中で意識して準備を進めてくださいね。
カナダ留学で必要なお小遣いは?
Q:カナダでお小遣いの目安はありますか?
A:日本の基準から大きくオーバーしないようにしてください。
カナダだからと言って、月のお小遣いが5万も10万も必要なはずはありません。上記のように日用品を買ったりするのは、日本で生活する際には家族の出費に含まれていたものが、個人の出費になりますのでプラスになりますが、電車やバスに乗る、制服がないので洋服を買う、そしてちょっと遊びにいくのであれば、それは日本の感覚と同じです。若いうちから自分でお金の管理をさせるチャンスと思って、日本での物価を教えたり、銀行のATMの仕組みや使い方を教えておくと良いでしょう。
カナダ留学にはカナダとの約束がある?
Q:学校に遅刻・欠席をしてもわからないのではないですか?
A:遅刻や欠席はホストや親御さんに連絡が行きます。
カナダは高校生まで義務教育です。遅刻や欠席にはホストファミリーから学校に連絡を入れてもらう必要があります。もちろん無断で遅刻・欠席をしたら、すぐに学校からホストや日本の親御さんに連絡が行きます。また、カナダに6ヶ月以上滞在する際は”学生ビザ”という学校に行くことを条件に、カナダに滞在していいですよ、という許可をカナダという国に申請して取得します。つまり、自分自身とカナダ(国)の約束があるのです。休みが続いたり、全く勉強をする気持ちが無い場合は、もしかしたら日本に帰ってねと言われるかもしれないのです。だから、日々の生活を少しでも自分でコントロールできるようになっておいた方が良いですね。
その他、カナダに留学する前にできた方がいいことについては、こちらのプログを参考にしてください。
https://fsscanada.co.jp/all_posts/international_study/2021/10/6965/
カナダでの留学生活はなかなか想像がつきにくいものですが、カナダと日本は生活水準が同じですから、日本でできることはカナダでもできるし、できないことやしてはいけないこともほぼ同じです。日本の生活での注意点などを親子でしっかりと楽しみながら話し合ってみてくださいね。
留学にご興味がある方、迷っているけれど色々聞いてみたい方は、下記のお問い合わせフォームからお知らせください。また、最新情報やお得情報は公式LINEで配信中です。