先週に続いて晴れの日が続いているので、今回も少し遠出するのにお勧めの場所を紹介します。
みなさんはスティーブストンという街をご存知でしょうか?
バンクーバーの南、バンクーバー空港のあるリッチモンドという市にある港町です。シーフードのレストランやジェラート屋さん、お土産屋さんが並び、週末になると地元の人や観光客でにぎわいます。この港から出ているホエールウオッチングや、新鮮なサーモンやエビを漁師さんから直接買えるところも人気です!

– グルメ –
ここにきたら外せないのがフィッシュアンドチップス。Pajo’s というお店は ”メトロバンクーバーのベストレストラン” ”バンクーバーのベストフィッシュアンドチップス” など様々な賞を受賞しています。ぜひ一度食べてみてください。

– 歴史 –
1980年後半ごろから発展し始めた街ですが、海に面しているこの町は主にサーモンを缶詰にする工場が沢山ありました。このころから毎年夏になると、日本、中国、ヨーロッパからたくさんの漁師やその子孫がスティーブストンに移民しました。人口が増えるにつれ、他にも漁業や造船が盛んになりこの街の発展を大きく支えました。
スティーブストンと日系カナダ人
日本人が沢山移民してきたことをご紹介しましたが、じつはスティーブストンには日本にまつわるある歴史があります。第二次世界大戦中、日本軍が香港、マレーシア、真珠湾を攻撃したことを受けてカナダ政府は1942年日系カナダ人の強制収容を始めました。ブリティッシュコロンビア州では計22000人の日本人が強制収容され、仕事や財産を失いました。強制収容が終わったあと沢山の日系人が漁業や缶詰工場に戻りました。いまでもスティーブストンには缶詰工場跡があり、中を見学することができます。
海の幸を味わったりカナダの歴史に触れたりできるスティーブストンに、ぜひ一度いってみてください!





















