2025年7月8日、カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)から留学生にとって重要な発表がありました。カナダの高校を卒業した学生は、就学許可証の延長申請が承認されるのを待っている間でも、高等教育を開始できるようになります。ただし、高校卒業後90日以内に申請を提出することが条件です。
この新たな方針は、中等教育から高等教育へ進む学生にとって大変喜ばしいニュースです。申請処理の遅延による学習の中断を避け、スムーズな学業継続を可能にします。
主要な政策背景:学校変更に関する就学許可証規則の柔軟化
2024年11月8日以降、IRCCは指定学習機関(DLI)を変更する学生に対し、より厳格な規則を適用しています。学生は就学許可証に記載されたDLIにのみ通学が認められ、学校を変更する際には新たな就学許可証を申請する必要がありました。以前のようにオンラインでDLI情報を更新することはできなくなっています。
しかし、深刻な申請処理の遅延が発生している現状を踏まえ、IRCCは高等教育への移行期にある学生に対して、今回の柔軟な対応を導入しました。
この恩恵を受ける対象者とは?
この特例を利用するには、以下の全ての条件を満たす必要があります。
- カナダの高校を最近卒業したこと: カナダのセカンダリースクールで12年生を修了していること。
- 指定学習機関(DLI)からの入学許可書を持っていること: 高等教育機関からの正式な入学許可を得ていること。
- 就学許可証延長申請が適時であること: 高校卒業後90日以内に就学許可証の延長を申請していること。
現在の就学許可証が承認される前に期限切れとなった場合でも、IRCCが申請を審査している間は、「維持されたステータス(旧「黙示的ステータス」)」で学習を継続することができます。
維持されたステータスの要件
- カナダ国内に滞在し、以前の就学許可証の全ての条件を引き続き遵守すること。
- 決定を待っている間は、カナダ国外へ出国しないこと。再入国には有効な許可証が必要となる場合があります。
なぜこの変更が学生にとって朗報なのか
この新たなポリシーは、学生に以下のメリットをもたらします。
- 学習中断の回避: IRCCの処理遅延(現在、一部の学生は承認までに半年以上待つこともあります)による学習の中断を避けられます。
- 移行期のストレス軽減: 高校から大学・カレッジへの移行期にある学生の心理的負担を軽減します。
- カナダ教育システムへの定着支援: すでにカナダの教育システムに順応している学生の学びを継続的にサポートします。
学生が次にすべきこと
この新たな方針を活用するために、学生は以下の点に留意してください。
- 早期に申請する: 卒業後、できるだけ早く就学許可証の延長を提出しましょう。
- 提出証明を保管する: IRCCからの申請確認と、新しいDLIからの入学証明を大切に保管してください。
- 処理時間を定期的に確認する: IRCCのウェブサイトで最新の処理時間を確認しましょう。
- 移民アドバイザーに相談する: 資格要件や必要書類について不明な点があれば、専門の移民アドバイザーに相談することをお勧めします。
重要な注意事項: 万が一、就学許可証の申請が却下された場合、学生は直ちに授業への出席を停止しなければなりません。
この柔軟な措置により、カナダでの高等教育を目指す高校卒業生の皆さんが、より安心して次のステップに進めるようになるでしょう。
引用:CISM















