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カナダで就労できる:Co-op留学って何??

Published : 2022年12月03日
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円安の影響で日本で働くよりも、海外で働くほうが稼げるとか、英語力と実践経験を身につけて就職や転職・開業も視野に!!なんて文言があちこちで飛び交っていますが、海外で働くには必ず国の許可が必要です。その中でもカナダは比較的働く許可を得やすい国でもあります。

 

今日は、カナダでの短期就労(3ヶ月から1年くらい)にチャレンジできるCo-op留学についてご紹介します。

 

カナダCo-op留学とは?

Co-opプログラム(Cooperative education programs)とは、専門学校(や大学)に通学期間中に就労という形で、キャリアの機会を得ることができるプログラムです。学校で専門分野(例えば、HospitalityやMarketing、ITなど)を学んだ後に、その専門知識を活かして、就労ができるので、帰国後の就職活動にも有利になりますし、即戦力としての自信を得ることができます。

 

さらに、Co-opプログラムで働く職場には実際の就職活動さながら、カバーレターや 履歴書を提出し、面接を受け合格を勝ち取る必要がありますから、徹底的に自己分析を行い、自分自身の将来についてしっかりと考える良い機会でもあります。

 

カナダCo-op留学とワーキングホリデーの違い

よく比較されるこの2つの就労方法ですが、大きな違いがあります。

 

カナダワーキングホリデーは英語力不要

上記のようにCo-opは専門学校(や大学)で学んでいることと関連している分野という制限があります。専門学校に入る時点で、日常会話程度・もしくはそれ以上の英語力は必要になりますし、ビジネスについても学びますので、高い英語力が求められます。よって、仕事の環境も、日本語を使うことはあまり無く、英語環境で働くことになります。働きながら英語力を伸ばしたいとおっしゃる方が多いですが、英語力があるから英語の環境で働くことができるのです。

 

一方ワーキングホリデーは、なんのお仕事でも良いので、日本食レストランでお皿を洗ったり、調理をしたり、ホテルのベッドメイキングやお土産屋さんで日本人観光客の接客をするなど英語力が無くても働けて生活費を稼ぐことが可能です。

 

またワーキングホリデーは一生に一度かつ年齢制限があるのに対し、Co-opプログラムは学校の入学条件を満たせば年齢制限なく応募することができます。

 

カナダCo-op期間は通学期間と同じかそれ以下

ワーキングホリデーは滞在期間が最大1年間と決められているので、1年間みっちり働いてもいいですし、全く働かないまま1年間を過ごしても良いですし、ちょこちょこ働くというのもありなのに対し、Co-op留学は授業の一貫として就労経験を積むものなので、就学期間が終了し、就労期間に移行後はフルタイムでの就労が可能になります。期間は基本的に学校が決めた期間ですが、Co-opを除いた通学期間より長くなることはありません。州によって違う場合もありますが、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の場合、プログラム全体の50%までとなっています。例えば、専門学校20週間+Co-op20週間だったり、専門学校1年間+Coop1年間のような感じですね。

 

カナダCo-op留学の落とし穴

 

通っているプログラムに関連した職種での就労経験しか認められない

基本的には通っているプログラムに関連した職種かつ、有給(州が定める法定の時給以上。州によって例外あり)での就労先を探すことになります。例えばテック系のプログラムに通っていて、日本食レストランのサーバーで働いたとしても、そちらの時間は卒業時に必要な期間の就労経験として認められません。Co-opの条件等については州によって異なりますので必ず確認するようにしましょう。



Co-opなのに職歴を求められる

Co-opは就職ではなく、あくまでも就労体験なのでインターンシップと思っている方も多いはず。確かに日本語だとインターンシップに似ていますが、日本のインターンシップのように数日間の会社見学であったり、先輩がしっかりと隣にいてくれて1から10まで教えてくれるなんてことはほぼ無く、学んだ専門知識を実戦で発揮する場という海外らしい実力主義の世界なのです。ですから、インターンシップのように気軽に申し込んだら、職歴が無いからと、サクッと不合格になることも多々あります。やったことがないから学校で学んだのに・・・が通用しないことも多いんです。

 

Co-opでできるのはメインの仕事ではない

いくら経験があるからと言って、Co-opの学生がチームリーダーになったり、ホテルのフロントができたり、旅行会社のカウンターで接客ができる訳ではありません。雑用からスタートし、徐々にできる仕事を振られたり、自分からできることを提案するなかで仕事を任せられるイメージです。

想像してください、もし仮に留学カウンセラーの私がCo-opの学生だったら、留学の相談をしたいと思うでしょうか?

 

カナダCo-op留学に向いている人と向いていない人

カナダCo-opで求められる要素とは?

これはあくまでも私が多くの留学生を見てきて思うことなのですが、Co-op留学には求められる3つの要素があります。

・日常的にコミュニケーションが取れる英語力

・働くための常識や知識と経験

・能動的に考え行動する力

 

Co-op留学に向いている人

・十分な英語力を要し、専門課程での課題への取り組みに積極的だった人

・社会人経験もしくは日本でも長期のインターンシップや同業種でのアルバイト経験がある人

・職場内での仕事を自分で探したり、新しいことを提案できる人

・カナダで就労してみたいけどワーキングホリデーの年齢制限に達している人

 

Co-op留学にあまり向かない人

・専門課程にやっと入れる英語力で、課題提出をするのが義務化していた人

・社会人経験がない人

・色々な年代の人と関わりが少ない人

・なにかやる事ありますか?と仕事を与えられるとできる人

 

カウンセリングのアドバイスの中でよくお伝えするのは、ある程度英語力がある社会人の方にはカナダCo-op留学はお勧めですよ、でも大学生の方や社会人の方でも英語力がギリギリの方は、とことんまで英語力を伸ばして、英語を自由に使いこなせるところまで行った方が、将来的な選択肢が広がることが多いですよ、ということです。

※個人差がありますので、ご心配な方はお気軽にご相談くださいね。



カナダCo-op留学を楽しむために

まずは専門課程に入学できるレベルではなくて、カリキュラムにちゃんとついていくことができる英語力を身につけましょう。

 

Co-opは専門課程を決めて、その専門に沿った就労体験ができるプログラムです。帰国後もしくは将来を見据えて、自分がどうなっていたいかを明確にし、プログラム中の目標設定を行い取り組みましょう。未来の理想の自分が近づいてくるのはワクワクしますね。




カナダ留学にご興味がある方、迷っているけれど色々聞いてみたい方は、下記のお問い合わせフォームからお知らせください。また、最新情報やお得情報は公式LINEで配信中です。





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    円安の影響で日本で働くよりも、海外で働くほうが稼げるとか、英語力と実践経験を身につけて就職や転職・開業も視野に!!なんて文言があちこちで飛び交っていますが、海外で働くには必ず国の許可が必要です。その中でもカナダは比較的働く許可を得やすい国でもあります。

     

    今日は、カナダでの短期就労(3ヶ月から1年くらい)にチャレンジできるCo-op留学についてご紹介します。

     

    カナダCo-op留学とは?

    Co-opプログラム(Cooperative education programs)とは、専門学校(や大学)に通学期間中に就労という形で、キャリアの機会を得ることができるプログラムです。学校で専門分野(例えば、HospitalityやMarketing、ITなど)を学んだ後に、その専門知識を活かして、就労ができるので、帰国後の就職活動にも有利になりますし、即戦力としての自信を得ることができます。

     

    さらに、Co-opプログラムで働く職場には実際の就職活動さながら、カバーレターや 履歴書を提出し、面接を受け合格を勝ち取る必要がありますから、徹底的に自己分析を行い、自分自身の将来についてしっかりと考える良い機会でもあります。

     

    カナダCo-op留学とワーキングホリデーの違い

    よく比較されるこの2つの就労方法ですが、大きな違いがあります。

     

    カナダワーキングホリデーは英語力不要

    上記のようにCo-opは専門学校(や大学)で学んでいることと関連している分野という制限があります。専門学校に入る時点で、日常会話程度・もしくはそれ以上の英語力は必要になりますし、ビジネスについても学びますので、高い英語力が求められます。よって、仕事の環境も、日本語を使うことはあまり無く、英語環境で働くことになります。働きながら英語力を伸ばしたいとおっしゃる方が多いですが、英語力があるから英語の環境で働くことができるのです。

     

    一方ワーキングホリデーは、なんのお仕事でも良いので、日本食レストランでお皿を洗ったり、調理をしたり、ホテルのベッドメイキングやお土産屋さんで日本人観光客の接客をするなど英語力が無くても働けて生活費を稼ぐことが可能です。

     

    またワーキングホリデーは一生に一度かつ年齢制限があるのに対し、Co-opプログラムは学校の入学条件を満たせば年齢制限なく応募することができます。

     

    カナダCo-op期間は通学期間と同じかそれ以下

    ワーキングホリデーは滞在期間が最大1年間と決められているので、1年間みっちり働いてもいいですし、全く働かないまま1年間を過ごしても良いですし、ちょこちょこ働くというのもありなのに対し、Co-op留学は授業の一貫として就労経験を積むものなので、就学期間が終了し、就労期間に移行後はフルタイムでの就労が可能になります。期間は基本的に学校が決めた期間ですが、Co-opを除いた通学期間より長くなることはありません。州によって違う場合もありますが、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の場合、プログラム全体の50%までとなっています。例えば、専門学校20週間+Co-op20週間だったり、専門学校1年間+Coop1年間のような感じですね。

     

    カナダCo-op留学の落とし穴

     

    通っているプログラムに関連した職種での就労経験しか認められない

    基本的には通っているプログラムに関連した職種かつ、有給(州が定める法定の時給以上。州によって例外あり)での就労先を探すことになります。例えばテック系のプログラムに通っていて、日本食レストランのサーバーで働いたとしても、そちらの時間は卒業時に必要な期間の就労経験として認められません。Co-opの条件等については州によって異なりますので必ず確認するようにしましょう。



    Co-opなのに職歴を求められる

    Co-opは就職ではなく、あくまでも就労体験なのでインターンシップと思っている方も多いはず。確かに日本語だとインターンシップに似ていますが、日本のインターンシップのように数日間の会社見学であったり、先輩がしっかりと隣にいてくれて1から10まで教えてくれるなんてことはほぼ無く、学んだ専門知識を実戦で発揮する場という海外らしい実力主義の世界なのです。ですから、インターンシップのように気軽に申し込んだら、職歴が無いからと、サクッと不合格になることも多々あります。やったことがないから学校で学んだのに・・・が通用しないことも多いんです。

     

    Co-opでできるのはメインの仕事ではない

    いくら経験があるからと言って、Co-opの学生がチームリーダーになったり、ホテルのフロントができたり、旅行会社のカウンターで接客ができる訳ではありません。雑用からスタートし、徐々にできる仕事を振られたり、自分からできることを提案するなかで仕事を任せられるイメージです。

    想像してください、もし仮に留学カウンセラーの私がCo-opの学生だったら、留学の相談をしたいと思うでしょうか?

     

    カナダCo-op留学に向いている人と向いていない人

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    これはあくまでも私が多くの留学生を見てきて思うことなのですが、Co-op留学には求められる3つの要素があります。

    ・日常的にコミュニケーションが取れる英語力

    ・働くための常識や知識と経験

    ・能動的に考え行動する力

     

    Co-op留学に向いている人

    ・十分な英語力を要し、専門課程での課題への取り組みに積極的だった人

    ・社会人経験もしくは日本でも長期のインターンシップや同業種でのアルバイト経験がある人

    ・職場内での仕事を自分で探したり、新しいことを提案できる人

    ・カナダで就労してみたいけどワーキングホリデーの年齢制限に達している人

     

    Co-op留学にあまり向かない人

    ・専門課程にやっと入れる英語力で、課題提出をするのが義務化していた人

    ・社会人経験がない人

    ・色々な年代の人と関わりが少ない人

    ・なにかやる事ありますか?と仕事を与えられるとできる人

     

    カウンセリングのアドバイスの中でよくお伝えするのは、ある程度英語力がある社会人の方にはカナダCo-op留学はお勧めですよ、でも大学生の方や社会人の方でも英語力がギリギリの方は、とことんまで英語力を伸ばして、英語を自由に使いこなせるところまで行った方が、将来的な選択肢が広がることが多いですよ、ということです。

    ※個人差がありますので、ご心配な方はお気軽にご相談くださいね。



    カナダCo-op留学を楽しむために

    まずは専門課程に入学できるレベルではなくて、カリキュラムにちゃんとついていくことができる英語力を身につけましょう。

     

    Co-opは専門課程を決めて、その専門に沿った就労体験ができるプログラムです。帰国後もしくは将来を見据えて、自分がどうなっていたいかを明確にし、プログラム中の目標設定を行い取り組みましょう。未来の理想の自分が近づいてくるのはワクワクしますね。




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