カナダで旧正月を祝う
カナダは皆さんご存知の通りダイバーシティ国家です。様々な人種や文化背景を持った人々が暮らしています。なかでもバンクーバーは別名「ホンクーバー(Hong Kong+Vancouver)」と言われるほど華人が多い場所ですので旧正月は盛り上がります。
日本の皆さんには旧正月といった呼び方が馴染みあるかもしれませんが香港では農暦新年と呼びます。農暦とは、大昔の農耕や牧畜で生活を営んでいた時に創り出された陽暦(太陽の動きを基にした暦)と陰暦(月の動きを基にした暦)を合成したものだそうです。
大昔の中国で発明された農暦は華人が世界各地に散らばっていくに連れて伝わっていき、華人の多いシンガポール、マレーシア、ベトナム、世界各地の中華街、そして韓国などでも農暦新年を祝う風習が残っています。カナダもバンクーバーはもちろん、トロントなど華人の多い地域では華人コミュニティが毎年イベントを開催したりしています。
カレッジでも旧正月のお祝いが
旧正月の元旦ですがカナダは祝日ではありません。通常通りカレッジに行ったところ、オープンエリアのテーブルに旧正月を祝うお菓子が用意されていました。トップ画像がその様子です。定番(ですがちょっと古臭いかも)のフォーチューン・クッキー、エッグ・タルトとエッグ・ロールは香港やマカオのものです。エビせんべいはタイかベトナムのものですよね。蒸しパンは・・・と少し腑に落ちないものもありますが、それでもこうやっていろいろとアットホームな催しをしてくれるのはありがたいです。小規模カレッジの良さですね。私のクラスのベトナムや韓国からの留学生も楽しんでいたようです。
バンクーバーのスーパーや日系100円ショップにも旧正月用の縁起物が
バンクーバーには誰もが知る台湾系のT&Tというスーパーがあります。中華系のみならず日本や韓国の食材も豊富なので在住の皆さんはよく使っておられるのではないでしょうか。当然ながら旧正月用の商品や縁起物には力が入っていますよ。
新暦の新年が過ぎた途端、店内は赤色と金色に包まれてキラキラになります。期間限定商品コーナーには、正月休みに家でゆっくりする時につまむお菓子や、年始の挨拶に行く際に手土産にする化粧箱入りのお菓子が山積みです。
香港での新年のご挨拶の手土産の定番に「デンマークの青缶クッキー」というものがあります。とても美味しいバター・クッキーです。他のクッキーより高くて美味しいので、これを手土産にしておけば間違いないのです。ところがこのクッキーのブランド名や商品名を誰も知りません。デンマーク語の発音が馴染み無さすぎて「青缶クッキー」を商品名にしてしまったからでしょうね。このクッキーの名前、わかりますか?「Kjeldsens=ケルドセン」というのだそうです。
そしてなんと、先週のブログ『バンクーバーでも日本のお手軽健康グッズ活躍中』でご紹介したOOMOMOでも、僅かではありますが旧正月グッズを売っています。大きな「福」の字を書いた赤い紙や、切り紙のような飾りなどです。ホンクーバーなので扱っているのか、それとも旧正月用の縁起物自体が日本でも認知されるようになり、日本で扱っているのでそのままバンクーバーのショップにも入って来ているのか知りたいところです。皆さん、日本の100円ショップでも近年は見かけるようになりましたか?
バンクーバーの来年の旧正月に期待
BC州では今もまだ規制が厳しく、旧正月のイベントも以前の規模では開催できないようです。週末にチャイナタウンなどで屋外でのイベントがあるようですが、人の大勢集まる所へ行くのはまだ避けたほうがよさそうです。
イベントだけでなくレストランでの食事なども人数制限があります。おかげで今年は親戚との新年の食事会は延期になってしまいました。お年玉もその時までお預けです。
今月のFamily Dayから制限を緩めていくという方針が政府から発表されています。ここからパンデミックの状況が少しでも好転し、来年の旧正月には親戚や友人と獅子舞を観に行けるといいな。
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